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遠くて近いヒト
Things that exceeds distance...

Proportionality

淋しさは愛と比例する。

深い愛情は、深い淋しさを連れてくる。

++

週末、あたしの家で過ごす彼の携帯に
会社からの電話が何度も鳴り響いていた。
あたしはそれを離れたくない気持ちに覚悟を乗せて聞いていた。

明日の朝一で帰る。ごめんね。

本気でやだってごねるほど子供でも
本心から仕方ないねって笑えるほど大人でもない自分。

わかった。

それがあたしが言える精一杯の言葉だった。
彼の気持ちもちゃんとわかってた。
あたしと同じ様に一緒に居たいって思ってくれてる事も
好き好んで朝一に帰りたいわけぢゃない事も
ちゃんとわかってる。
彼が悪いわけでもないのに、あたしに謝る彼が
とても可哀想なのに優しい言葉を言えない。

淋しいけど気にしないでいいよ。

お仕事だから仕方ないもんね。

大変だけど頑張ってね。

あたしの事は心配いらないからね。

疲れてるのに大丈夫?ごめんね。

忙しい中、会いに来てくれただけでも感謝してるから。

笑ってそう言いたかった。
心の奥底にある言葉はどれひとつとして言えない。
そんな気持ちがない訳ぢゃないのに
優しくなれなかった。

淋しいって感情は、どんな気持ちよりもあたしの胸を占領する。
あたしの中の優しい気持ちに被さって、それを出させない。
淋しさは厚かましく、あたしの胸を広く覆い
それだけでいっぱいにしてしまう。

離れたくない想いと、彼へのごめんねの気持ちと
優しくなれなかった自分への苛立ちが
涙になって溢れてきた。

ごめんね。ごめんね・・・

あたしを抱きしめながら彼が何度も繰り返す。
大好きで大切なヒトなのに
もっと優しくありたいのに、もっと思いやっていたいのに
あたしは淋しい感情に負けっぱなし。

どうしたら、もっと優しくなれる?
どうしたら、もっと大切にできる?
どうしたら、淋しさに負けない?

その答えは、あたしにはわからない。
今出来ることは、ごめんなさいを伝えることだけ。
それだけでもちゃんと伝えよう。

記念日、おめでとう。
これからもずっとずっとよろしく。と一緒に・・・


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  1. 2005/08/01(月) 23:53:41|
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Lonesomeness

たくさんの愛をくれて
あたしの心を持ってく。

おっきく包み込んでは
またあたしの心を持ってく。

もうこれ以上ないくらい大好きなのに・・・

++

淋しさに負けて優しくもなれないで
それを謝ることさえも
優しい彼への甘えとなってしまって
でも、それも全て包み込こんでくれて・・・
そんな彼は、あたしの心を持ってく。

コンナあたしでいいの?

そんな想いと重なっては
彼への感謝と申し訳ない気持ちは生まれるけど
でもやっぱり、彼の深い愛に包まれたあたしは嬉しくて幸せで
また彼を大好きになる。

今日は何してた?

淋しいなって思ってた。

いつもあたしを優しく包んでくれるから
もう淋しいって簡単に言わないって
いくら自分に言い聞かせても
気を抜いたら、ついつい零れてしまう。

あ、言っちゃった・・・

彼は笑って聞いてくれる。
いつだって優しい。

あたしの中の優しさはつい淋しさに負けてしまうけど
頑張ってないとまたすぐ淋しいって言っちゃうけど
あたしがこんなに淋しがり屋になったのは
誰より彼に会いたくて、一緒に居たくて
その優しさや愛情であたしの心をまるごと持ってく彼を
心から愛しているから以外に理由はない。




  1. 2005/08/04(木) 03:19:16|
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With

ヒトは脆いモノほど大切にする。
ヒトは手に入れ難いモノほど大切にする。

けど、脆く手に入れ難いはずの幸せは
慣れの中、その大切さを忘れてしまったりする。

儚いモノなのに。

++

彼と出逢うまでのあたしは
とても幸せと言える状況ではなく
心から笑うなんて事も、もう何年も忘れていた。
幸せなんて縁が無いモノだと諦めていた。

ほんとは諦めたくなんてなかった。
どうにか幸せになろうと、もがいたりもした。
出来る努力をしても尚、好転しない環境に
幸せってモノがどんなモノなのかも忘れてしまっていた。

けど、そんな憎いと呪った人生さえ
今、この幸せを
ほんとに大切にしなきゃいけないと学習する為にあったと思えるほど
あたしの人生は彼との出逢いでその色も景色も変わった。

ほんとに愛されるってこういうことだったのか。って
幸せってこんななんだ。って
そして、
そんな幸せを与えてくれるヒトとの出逢いがどれだけ貴重で
どれほど大切にしなきゃいけないのか
あたしはきっと人並み以上に、その価値を知ることが出来た。

あんなに苦しい毎日と
あんなに捨てたかった人生を
今、あたしは彼の愛で
とても幸せな毎日と
とても充実した人生へと導かれ
大きく包み込まれている。

まだまだ全ての問題があたしの中から消えたわけではなくても
あたしは彼と一緒に生きていけるこの瞬間を
脆く、手に入り難いこの幸せを
ずっとずっと大切にしていきたい。
そして、全ての問題を乗り越えたその先も
ずっとずっと、この幸せを守り抜きたい。

あたしの幸せは彼と共に生きること
そこにしかない。




  1. 2005/08/05(金) 13:30:38|
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Fool

たとえいくら迷ったとしても
あたしは気付くだろう。

やっぱり彼しかいないって事を・・・

++

ここ数日のあたしは
何とも言えない混沌とした中に居た。
何に迷っているのか、その正体すら見えなかったけど
彼への想いに何かがひっかかっていた。

決して冷めたとか、嫌いになったとかではないのに
どういう訳か、何かが胸にひっかかって
一人、勝手に苛立って
そのモヤモヤを彼へぶつけそうになる自分に
また苛立っていた。

いつもの朝の会話も苦しかった。

彼に当たるような自分に自己嫌悪して
出勤前に、もう一度ちゃんと話したい、
話さなきゃと思った時、
いつもならメールのはずが、彼は電話かけて来てくれた。

朝、機嫌悪かったし、話しておいた方がいいと思った。

やっぱり、彼はちゃんと解ってくれていた。
その事が、あたし胸の痞えを払い始めた。
あたしが話さなきゃと思った時
彼も同じ気持ちで居てくれる。
あたしの苛立ちさえ、包んでいてくれる。

彼しかいない。

彼を失うなんて事、考えられないはずなのに
あたしは何に迷い、何にひっかかっていたんだろうか。
自分の愚かさがとても痛い。

今夜から、仕事の忙しい彼が
短いお盆休みをあたしの家で過ごす。
彼と向き合いあたしは言った。

迷ったりしてごめんなさい。バカだからまた迷ったりしても離さないでね。

いつ離した?

そうなんだ。
やっぱり、そうなんだ。
彼なんだ。
彼しか居ないんだ。
そうなんだ・・・

あたしは彼の胸の中で何度も想った。
彼はあんなあたしにも愛を送り続けてくれていた。
ちゃんと包んでくれていた。
決して、離したりしなかった。
あたしを悩ませた混沌は完全に払われた。

彼を失う事が、何よりも怖いくせに
ホントにバカだった。
離れられないのは、もう解りきってるのに。

ごめんなさいの気持ちを込めて
もっと愛すると彼に約束した。
彼はそれなら許すと笑った。

今、すぐ傍で静かに眠る彼の寝顔に
あたしは誓う。
バカなあたしはまた何かに迷っても
あたしはちゃんと気付くから。

誰よりも愛してる。




  1. 2005/08/12(金) 02:57:36|
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Future

どんな時も支えてくれたから。
離れていても、心はいつも傍にあったから。

あたしも、彼を守りたい。

++

ずっと一緒にいよう。

いつだったか、2人の未来を約束した。
そして、ずっとこの先も一緒に居るって事が
2人にとって何も疑うことのない未来となった。

彼に、いつそんな風に心に決めたのかを聞いてみると
あたしが彼に、自分の全てを打ち明けた日だとわかった。
あたしが抱えた一番苦しい事、辛い事、でも逃げ出せない事。
それを全て聞いた彼は、
あたしを守ろうと、支えようと思ったんだと話してくれた。

誰にも見せたくない自分のほんとの姿。
あたし自身が消し去りたい事なのに
彼は全てを受け止め、これから守っていこうと思ってくれたんだと知った。

あの日以来、
彼はいつもあたしを守り、支えてくれている。
あたしが傷ついた時、どんなに離れていても
彼はその心いっぱいにあたしを想い
あたしが一人ぢゃないって事を教えてくれた。

彼が居なかったら
あたしはどうなっていたんだろう。
その辛さに負け、ほんとに全てを捨てたかも知れない。
自分自身さえも。

でも、ずっと彼はあたしの傍に居てくれた。

距離や時間を越えて
あたしの心に寄り添うように、彼の心は傍にあった。
そして、
傷ついた心を支え、守り続けてくれた。

あたしが今、笑えるのは
いつも支えてくれる彼が居たから。
あたしが今、未来を信じられるのは
いつもいつもあたしを守ってくれる彼が居たから。

ずっと一緒にいようね。

彼が傷ついた時、
彼を支え、守る為に傍に居たい。
そうやって、ゆっくり2人で歩いていこう。

2人の未来を・・・




  1. 2005/08/19(金) 22:16:59|
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Believe

空や海に繋ぎ目がない様に
いつまでもずっと心を繋いでいたい。

ほどける事のない様に・・・

++

ヒトの心は移ろうものだというのは解ってる。
だから、たとえ明日その心が変わったとしても
今向けられる気持ちまでが嘘になるとは思わない。

今、溢れるほどの想いをくれる彼の気持ちが
ある日変わってしまったとしても
こんなに愛してくれた彼の事を
憎んだり恨んだりせず
きっと、あたしはそれを認め許すだろう。

でも、その時
彼を失ったその喪失感に、深く傷つき
心に大穴をあけてボロボロになるであろうあたしが
悔いる気持ちの中に
それでも精一杯やるだけやったと思える為に
今、しなくちゃいけない事は
彼から贈られる愛情をしっかり受け止め
その愛情に常に感謝し続けてく事。

こんなあたしをこんなに愛してくれてありがとう。

あたしは、毎日毎日繰り返し何度もそう思っている。
愛情への感謝は、決して卑屈になる事ではない。
そして、彼がくれる愛情に自分もどうにか応えたいと思う。

こんなに愛してくれる彼を失ってしまわない為に
そして、たとえ失ってしまう時が来たとしても
自分を許せる様に、彼に感謝を忘れたり
その想いを大切に感じない自分になりたくはない。

いつも彼への愛情に感謝していても
その想いに応えていられたとしても
彼の心からあたしが消えてしまう日が来るかも知れない。
時の流れは全てを変えていくし
その中でヒトの心も様々に揺れ動くから。
それが解るから、やっぱりあたしは彼を許すだろう。
出逢えた事を、今と変わらず感謝するだろう。

けど、
その上で、あたしは信じたい。
2人の心はいつまでも、空のように海のように
繋ぎ目などなく、離れる事はないんだと・・・




  1. 2005/08/24(水) 17:38:38|
  2. 遠距離恋愛日記|
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